Perfumeの新曲「If you wanna 」のリズムが取りにくいわけ
2017年8月30日にPerfumeの新曲「If you wanna 」がリリースされて8月7日からラジオでのオンエアもスタートしました!
僕も「SCHOOL OF LOCK !」で新曲を一足先に聴くのを楽しみにしていました。そしてオンエア日、初めて聞いた時は衝撃でした。事前に流れていたOral2のCMの音や「Everyday」を聴いてサビは綺麗なメロディーかな〜と予想していたのですが想像を遥かに超えるバキバキ感。
1回聞いたら忘れられないメロディー。なんか途中、音シュワシュワいうてるし。TOKYO GIRLで見せた落ち着きから思いっきり裏切ってくるところ。めちゃくちゃいい。
そして初オンエアから1週間後「SCHOOL OF LOCK !」の企画で「If you wanna 」の感想を検索するという企画がありました。そこで一番多かったのは「リズム」。なんせこの曲のリズムがめちゃくちゃ取りにくい。perfumeの三人もそこは実際にリズムをとって解説していたのですが今回は音楽の面から考えていこうと思います!
・今までやってきた音楽と全く違うこと。
Perfumeは今までのジャンルはテクノポップとEDMが中心でした。
具体的にはデビューからしばらくの間はテクノポップ(チョコレイトディスコ、ポリリズム、レーザービーム)アルバムLevel3発売頃からEDM(spending all my time、Miracle Worker、TOKYO GIRL)といった感じです。
Perfume自体ジャンルに統一はなかったですが、共通点はありました。それはテンポが同じなことです。一分間に取る拍の数をBPMと言いますが、中田ヤスタカは今までBPM128を好んで曲を作っていました。
「中田ヤスタカがBPM128にこだわる理由@NHK-FM「Music Line」 110517 - Aerodynamik - 航空力学」
Capsuleの曲はほとんどBPM128で前述した6つも全てBPMが128です。
しかし今回の音楽のジャンルはいわゆるFuture bassと呼ばれるものです。そのジャンルの音楽として例えば
などがあります。印象的なサビのメロディーも特徴ですがリズムも特徴的です。Future bassのジャンルのBPMは70~80か倍速のリズムをとって150~160の場合もあります。
なので新曲のリズムが取りにくい原因として
・今までの曲のテンポとかけ離れていること
・ジャンルの性格上、リズムを早くとっても遅くとってもいいこと
この2つが聞いた時にリズムで戸惑った理由だと思います!
今までもテンポが大きく変わった曲を出してはいましたが、主にカップリングの曲で行われていました。しかし今回は「If you wanna」はFuture bassでBPM150で「Everyday」がジャンルはトロピカルハウスでBPM115なのでどちらも今までの曲のテンポと大きく異なります。この二つのジャンルは現在世界で流行していてヤスタカさんもそれに合わせて作ったと思われます。BPM128の縛りが彼の中でなくなったことで、次回のアルバムは新しいPerfumeの一面がまた見られると思います!楽しみです!
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- アーティスト: Perfume
- 出版社/メーカー: Universal Music =music=
- 発売日: 2017/08/30
- メディア: CD
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