【完全版】 古文単語帳のオススメは結局どれ?大学受験 受験期に3つの単語帳を覚えた私が考える。
こんにちは。この時期になるとそろそろ古文を勉強し始める人が多いのではないでしょうか?そしてまず勉強しないといけないのが古文単語。
しかしどの単語帳を選ぶかでこれからの勉強の進度に関わってきます。
私は受験生の頃古文の単語帳を3冊覚えました。やりすぎではないか?そうです完全にやりすぎです。
なぜか、それは私が古文単語帳選びに大いに失敗したからです!!
勉強量でカバーしてなんとか第一志望に合格したことはいいものの、皆さんには同じ失敗をして欲しくない。そこで今回は
[目次]
①古文単語帳の選び方。
②それぞれの単語帳の特徴
③受験生の古文単語勉強プラン の3点を中心に書いていきます!
①古文単語帳の選び方
選び方のポイントは3つあります。
1. 一つの単語につき意味が複数個書いてあるもの
古文単語というのは非常に多義語が多いです。そしてセンター古文では英語と比べて求められる単語量は少ない代わりに多義語についてはバンバン聞いてきます。なので後で紹介するのですが、単語の意味が1個しか書いていないのは言語道断です!
2. 必要分の単語量
センターレベルなら最低300語以上
私立文系、難関大なら300〜600語くらいが目安です。
少なすぎたら当然得点は伸びないし、やりすぎたらオーバーワークです。自分にとって必要分勉強できる教材を選びましょう!
3. 覚えやすいもの!
長時間勉強するものなので当然重要です。勉強してて苦痛になるような単語帳は控えてください。覚えやすさは後に書く単語帳の特徴で紹介していきます!
②それぞれの単語帳の特徴
古文単語ゴロゴ:オススメ度 ★
ゴロを使ってセンター範囲すべて覚えちゃおうという本。実際に使用するとゴロは強烈でむちゃくちゃ覚えやすい。しかし重大な問題点があります。それは一つの意味のゴロしかないことです。古文単語帳の選び方①でも説明した通り1つの意味しか覚えられないのは致命傷です。実際に私もゴロの部分はすべて暗記しましたが、センターでは2、3個目の意味も聞いてくるので全くと言っていいほど得点が伸びませんでした。どうしてもこの本で勉強したければ巻末の索引に乗っている全くゴロがないところで2、3つ目の意味も覚えていかなければなりません。ゴロで覚えやすくするはずなのに最終的に単純記憶しなければならないという本末転倒な参考書です。
この参考書が向いている人:まだ受験勉強を本格的に始めていない人
本気で得点アップを目指すとなれば話は別ですが、ゴロの部分だけ着眼すれば素晴らしいです。1度見たら頭から離れないです!なので受験勉強そろそろ始めたいな〜と思っている人や定期テスト対策をしたい人には向いてます!
読んで見て覚える重要古文単語315:オススメ度 ★★★
この参考書はかなりいいです!特徴として単語の成り立ちがイラストなどで説明されているところです。多義語でも単語の成り立ちを知ることでそれぞれの意味の共通項が見出され、頭に入りやすくなります。また文法や敬語などの単語面以外の基礎が固まっている人ならば315語程度で十分に足ります。
この参考書が向いている人:古文科目受験生(特に国公立志望)
国公立志望の人は時間が他の人より限られています。なので古文の勉強に割く時間が限られます。600語程度覚えれば文句なしですが、315語でも読解力があればセンターを攻略できます。オススメの勉強法はまずこの単語帳を覚えて、過去問を解いてもっと単語数が必要だと感じれば単語量が多い単語帳に乗り換えるという使い方です。
古文単語FORMULA600:オススメ度 ★★★
1番オススメの単語帳です!この単語帳は先ほど説明した単語帳の選び方の全ての条件を満たしています!多義語はもちろん、600語収録しているので全て覚えると単語面では無敵になります。600語もあると全部覚えられるか心配になるかと思いますが、覚えられるための工夫が素晴らしいです。まず音声CDが付いてます。音声を担当しているのはルフィの声でもある田中真弓さん。古文単語をいちいち感情込めて音読しているので覚えやすいです。また類義語をまとめて覚えられるような配列になっています。意味がプラス、マイナスによって単語の文字の色が変わっていたり受験頻出ポイントが書かれてあるところもいいです。
また単語に3段階のレベルが振ってあるので、最も大事なところから覚えられるので効率的です。
この参考書が向いている人:古文が苦手な人、私立文系、国公立文系
とにかく古文を完璧にしたい!という人にオススメです。センターのみならず私立、2次試験も同様にカバーできます!
古文単語FORMULA600【改訂版】 (東進ブックス 大学受験FORMULAシリーズ)
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マドンナ古文単語230 :オススメ度 ★★
古文単語はセンターなら300〜600語必要という話をしました。題名だけ見ると確実に必要分に達してないですが、関連語や重要語句を入れれば380個程度あります。それでも他の単語帳と比べて単語数が少ないので全て覚えても、自分の読解力次第で他の単語帳もする必要があることを頭に入れておいてください。
ただ使いやすさは抜群です。現代文の例文が付いていたり、単語カードや音声学習も付いてます。
この参考書が向いている人:単語カードで覚えるのが好きな人、国公立理系
国公立理系の人は特に古文の勉強時間が少ないので少しだけでも対策しておきたい人にはオススメです。
マドンナ古文単語230 パワーアップ版: 別冊単語カードつき (大学受験超基礎シリーズ)
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③まとめ
私は大学の受験勉強中、
ゴロゴ→河合315→Formura 600 の順でやっていました。
ゴロを覚えただけではセンターに通用しないと分かった。Formura 600は量が多いと思ったから先に河合315をした。そしてFormura600。といった感じです。
最初に古文単語帳選びに失敗したといいました。しかし全ての人にとってゴロゴが悪くてFormura600が一番いいということではありません。
高校3年生で難関大私立文系志望だった私にとって、ゴロゴが合わなかったということです。
つまり、自分の求める古文のレベルと単語帳の特徴を照らし合わせて選ぶようにしてください!!
例えば
・高校1,2年生→ゴロゴ(ゴロは即効性があるから定期テストなどでも十分に効果が発揮できる)ゴロを覚えきったら周りと古文に置いて差がつくので、さらに上を目指してFormura600で多義語を覚える。
・国公立理系は古文に充てる時間がないので、マドンナ古文か河合315を完璧に覚える。
・私立文系や国公立文系はとりあえずFormura600→古文が嫌すぎて勉強する気になれなかったら遊び半分にゴロゴを先にちょこちょこやる。
といった感じです。
※単語帳が違えど書いてある意味はさほど変わらないので乗り換えは容易です。
以上です。どれが自分に合っているか考えて勉強してください!!